経絡治療とは
全身に張り巡らされた気の通り道、それが経絡です。経絡は身体の表面だけでなく内臓まで達して、人間の様々な活動に深くかかわっています。
人が病気になると経絡にアンバランスが生じ、様々な症状を表してきます。ちょうど道路工事があると、手前は渋滞しその向こうはガラガラに空いている様な感じです。 本当はまんべんなくスムースに流れているのが良いのですが、いちど渋滞してしまうと交通整理をしないことには、なかなか元に戻ってくれません。その交通整理のお手伝いをするのが経絡治療です。
道路がスムースに流れ始めると、渋滞の原因だった道路工事も早く終わってしまいます。つまり経絡治療は、身体の自然治癒力を高めて病気の原因にも効果を発揮する治療法なのです。
このようなアンバランスはいつも同じではありません。症状の変化によっても変わってきますし、人それぞれ持って生まれた体質によっても違います。そのため同じ症状でも患者さんによって治療は違ってきますし、同じ患者さんでも症状によって治療は変化いたします。
このように常にオーダーメイドで治療するため、一時間程の治療時間とご予約をお願いしております。
治療に使う鍼について
当院で治療に使う鍼は(一部の特殊な鍼を除いて)すべてディスポーサブル(使い捨て)を使用しています。 おもに使用するのは長さ3〜5p、太さ0.16〜0.21ミリのサイズで、長さや太さが変わるのは患者さんの体質や症状によって刺激量を変えるためです。
一般に使われる鍼のなかでも和鍼と呼ばれるかなり細いものを使用していますが、これでも充分な効果を出すことができます。
よく「鍼は痛くないのか?」といった問い合わせをいただきますが、痛いかどうかは針を刺す技術の問題で、一般的には充分に習熟してから行いますので、ほとんど痛みを感じることはありません。
お灸の種類について
お灸というと「熱くて火傷の痕が残る」といったイメージを持つ人が多いでしょう。これは民間でさまざまな形の灸が伝承されてきた中で、「熱い方が効果がある」という考えが一部の人にあり、かなり刺激の強い灸法が行われてきたためだと思われます。
当院ではもっぱら地熱灸を使用しています。
地熱灸とは指頭大のもぐさを皮膚に直接のせて火を付け、患者さんが熱さを感じたら取り去る方法です。熱さを我慢しなければ火傷することはありません。
治療時の服装について
治療する部位はお腹、背中、肩から首、手足と全身になりますが、少し服をずらしてツボを出すことができれば、服を脱いでいただく必要はありません。
ただ靴下だけは脱いでいただいてますので、ストッキングは不向きでしょう。あまり身体を締め付けない、ゆったりとした服装でおいで下さい。
右の図は治療する部位を図にして見ました。症状によってはこれ以外の部位を選択することもありますが、ピンクで表示されている部分が出ればだいたいの治療は可能です。
どんな病気に効果があるのか
東洋医学では患者さんの病名ではなく、その体質や症状による経絡の変動にたいしてアプローチします。そのため西洋医学ではなかなか治りにくい病気にも対処することが可能です。
「症状からみた鍼灸適応症」を掲載しました。ご自分の症状が鍼灸に適応するのか、気になる方はのぞいて見てください。
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