いくわ鍼灸院Tel 0593−32−0911
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あんな針こんな鍼

まずは前編の続きで変わった形のハリをご紹介します。

梅花針(ばいかしん)

イラストではトンカチのように見えますが、全長が20センチ位でアルミか水牛の角で出来た軽いものです。
平たい方の面には9個の突起が付いていて、この面で皮膚をトントンと軽く叩いて刺激する接触針の一種です。

皮膚の表面が少し赤くなるくらいまで、経絡に沿って刺激します。これなら自分でも出来そうですね。


集毛針・ローラー針

どちらも接触針の一種です。集毛針は全長5センチくらいで、筒の先端に剣山のように細かいハリが付いています。使い方は梅花針と同じような感じです。

ローラー針 ローラー針も皮膚の上を経絡に沿って転がして刺激します。ローラー針の柄の部分に集毛針が入っているものもあります。


ここまではいろいろな形のハリを紹介しました。この後は治療法がハリの名前を兼ねたものを紹介したいと思います。

灸頭鍼(きゅうとうしん)
ハリは太めの毫鍼を使います。倒れないように少し深めに刺したハリの柄に、モグサを付けて燃やし、ハリの効果と温灸の効果の両方をねらったものです。

患者さんにとっても気持ちがよく、効果もあるためよくおこなわれる治療法です。
さらに電気鍼と併用することも多いようです。
ただわりと刺激の強い治療法ですから、ドーゼオーバーになって患者さんが疲れてしまわないよう注意する必要があります。


電気鍼

中国でパルスを使ったハリ麻酔が発表されて以来、日本でも定番となった治療法です。
やや太めの毫鍼を使い、ハリに電極を付けて低周波を流します。

その後、ハリに直流で通電すると金属のイオン化によりハリが折れやすくなることが判ったため、現在は交流通電や刺さないで皮膚に吸着するものが主流となっています。もっともハリを使い捨てにしている限りはまったく問題ありません。

多くのメーカーがパルス器を製造していて、パルスの波形などに特色を出していますが、使い比べたことがないので、効果の差ははっきりしません。
家庭用にもいろんなメーカーのものが売り出されていますので、お宅にもひとつくらいは有るかもしれませんね。


レーザー鍼

レーザ光線をツボに照射することでハリと同じ効果をねらったものです。
似たような製品で赤外線をレーザーのように照射するタイプのものもあります。
ハリ治療では、医師が使うレーザー(メス)よりは低い出力のもので安全性の高いものが使われます。

器械が高価なためあまり普及していません。そのため治療効果もあまりはっきりしないのが残念です。もう少し普及して効果がはっきりすれば、もっと使われるようになるかもしれません。


高麗手指鍼
韓国で考えられ、1971年に発表された新しい治療法です。最近は足裏マッサージが流行ですが、この手指鍼法も手に全身を投影させて治療点を求めたものです。
イラストは背中と手の甲の関係を表したものです。(北村 智著「鍼灸特殊治療法」より抜粋)

長さ1.5〜2センチくらいの短い毫鍼を使い40分以上置針します。手のひらにハリが刺さっているのを見ると、なんだか痛そうですが、韓国の鍼灸師に聞いた話では、気持ちのいい治療法で効果もあるそうです。とくに服を脱がなくてもいいのがお勧めの点だそうですが、日本ではまだあまり一般的では有りません。

同じように身体の一部と全身を投影させておこなう治療法では「耳鍼法」が痩せるハリで有名です。耳鍼法にはフランス式と中国式があります。


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